2019.12.23
防水工事は、一度行えば永久的に防水効果があるというものではありません。
1日でも長く防水工事の効果を維持したいという場合は、定期的なメンテナンスは欠かせません。
防水工事後の定期的なメンテナンスは、鉄筋コンクリートで作られた丈夫な建物でも、木造の建物でも同じです。
建物の施工後5年~10年の期間は、定期的にヒビが入っている部分はないか、凹凸が起こっている部分はないかを確認し、もしも傷みのある部分を見つけたら、保護塗料を塗る「トップコート」という作業を行うことで、大掛かりな防水工事を行う必要もなく建物を水から守ることができます。
施工から10年が経過すると、防水工事の効果は薄れ、劣化が進んでいくのが普通です。施工から20年が経過すると、防水工事の効果は期待できず、雨漏りなどが起こる可能性が一気に高くなってしまうので注意が必要です。
このように防水工事は、メンテナンスを行いながら補修工事を行っていくことで長く防水工事の効果を得ることが可能となりますが、このメンテナンスの重要性を理解している建物の所有者はあまりいないのが現実のようです。
防水工事後は、定期的なメンテナンスを行いつつ、建物の劣化の確認を行っていくことで、建物の状態を長く良い状態にすることが可能なので、正しい知識として理解しておくことが大切ですね。